整形外科、小児科、リハビリテーション科、外科、内科、麻酔科、放射線科、リウマチ科

 Q&A 子供と一緒の旅行

 Q&A 子供と一緒の旅行

 
旅行に連れていっていいのはいつごろからですか?

身体もしっかりして、親の言葉がある程度理解でき、食べられるものが多くなってくる1歳をすぎてからが安心でしょう。

1歳未満の乳児であっても旅行は可能ですが、ゆったりとした旅行計画を立て、出発前には入念な準備が必要です。親たちの満足にお付き合いさせられるだけの旅行では、こども達にとっていい迷惑だと思います。

飛行機に乗せる時は何に注意すればいいですか?

飛行機に乗せると乳児では泣くことがあります。機内の気圧の変化により、大人と同じように耳閉感を感じていると考えられています。それ以外にも、機内温度が下がることや、機内が乾燥することがありますので、調節できる衣類や水分を補給できるように準備しておく必要があります。

また退屈しのぎのオモチャを用意するのも必要です。カゼの治りかけで副鼻腔炎や中耳炎がある場合には、気圧の変化で耳が痛くなることがありますので飛行機は避けた方が良いでしょう。

電車に乗せる時は何に注意すればいいですか?

あらかじめ禁煙席で指定席をとっておきましょう。周囲の迷惑にならないように、お気に入りの絵本やオモチャ、オヤツなどを用意するようにしましょう。

車で移動する時は何に注意すればいいですか?

適度な休憩をとりながら、こどものペースに合わせて行くようにしましょう。目安としては、乳児や1歳では1時間毎、2歳では2時間毎に休憩したほうが良いでしょう。

授乳後や食後は30分位休むゆとりを持った方が良いでしょう。そして5~6時間以内には、目的地に到着できるように目的地を設定しましょう。チャイルドシートも忘れずに!

出発までに準備するものは?

服をよごすのはこどもの仕事ですから、衣類は1日3組程度用意しましょう。おむつは普段の必要分に加えて1日3枚位余分に用意しましょう。

おしり拭きも必要です。ミルクを飲んでいる乳幼児では、携帯用スティックか小缶のミルクを日数分用意しましょう。コップが思うように使えない年齢では、使い慣れたカップやストローを持って行った方が良いでしょう。旅館やレストランの食事が十分に食べられない年齢ではベビーフードを持っていくことが必要です。食物アレルギーがある場合には、宿泊の予約の際に、食べられないものを予め伝えておきましょう。夏でも冷房が効きすぎて寒い部屋もあり、毛布がわりになるタオルは便利です。タオルも大・中・小の各サイズを何枚か持って行った方が良いでしょう。ビニール袋も使用済みのオムツやゴミ、選択もの入れなど用途はいろいろありますので、何枚か持って行きましょう。

予期せぬ事故や病気もあり、保険証も必要です。

医薬品は何ももっていけばいいですか?

最小限そろえておきたい薬は、解熱鎮痛剤、整腸剤、傷消毒薬、カットバン、乗り物酔い止め、虫刺され軟膏などは用意しておいた方が良いでしょう。

喘息発作を起こしやすい人は、定期薬だけでなく発作時の薬も持っていきましょう。医薬品ではありませんが、体温計もあった方が良いでしょう。発熱、下痢、嘔吐など体調をこわしたら、症状だけをおさえるのはよくありません。場合によってはその後の予定を変更することも必要です。

目的地での行動の注意点は?

乳幼児の場合には、1日中外出しつづけることは体力を消耗させ、夜に熱を出してしまうことになりかねません。1回の外出時間を2時間程度にして、その間に休憩を入れるようにしましょう。

また紫外線を多量にあびる真昼の時間帯には、屋外での行動は控えるようにしましょう。こどものトイレのタイミングも考えて行動しましょう。

▲このページの先頭へ